アディッシュプラス、GIGA端末を使ったテキストコミュニケーションに特化した新実践型プログラムを提供

~子どもたちが文字によるコミュニケーションを学び、情報化社会で自律して考えられる力を醸成~

アディッシュプラス株式会社(本社:沖縄県那覇市、代表取締役 石川 琢磨、以下アディッシュプラス)と、アディッシュ株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役 江戸 浩樹、証券コード:7093、以下 アディッシュ)は、小中高生に向けてGIGAスクール端末を使用した文字を使ったコミュニケーション(以下、テキストコミュニケーション)に特化した新しいプログラムの提供を2022年4月1日より開始します。

■実践型プログラム提供開始の背景
GIGAスクール構想の実現が加速
2019年12月に文部科学省が発表したGIGAスクール構想では、当初5年計画で全国の児童生徒に対して1人1台端末を整備する予定でした。新型コロナウイルス感染症により一斉休校になったことで、GIGAスクール構想の早期実現を加速するための支援を表明し、2020年4月、総額約2,292億円が計上されました。緊急時においても、ICT の活用により全ての子どもたちに学びを保障できる環境を早急に実現するために、令和5年度に達成するとされている端末整備の前倒しを支援しています(※1)

GIGA端末によるコミュニケーショントラブル
2021年8月に文部科学省から発表された「端末利活用状況等の実態調査」によると、公立小学校の96.1%、中学校の96.5%が、「全学年」または「一部の学年」で端末の利活用が開始されています(※2)。GIGA端末を利用したオンライン授業に取り組んでいる学校も多く、端末上でのチャットによるテキストコミュニケーションも行なわれています。一方で、コメント機能を使った文字のみのコミュニケーショントラブルが発生しており、これらの問題に教員が対応している学校もあり、教員の負担が増加しているという声も聞こえています (※3)

テキストコミュニケーションの課題について
テキストコミュニケーションは、対面や電話を介したコミュニケーションとは違い、文字を主軸にしてやり取りをおこなうものです。対面の場合は、身振り手振りや表情などで相手の情感を読み取り、コミュニケーションを進めることができます。一方で、テキストコミュニケーションは、文字が基本となるため、文字だけで伝える工夫、「伝えるスキル」が求められます。

GIGAスクール構想の実現が加速している中で、チャット機能を使ったテキストコミュニケーションは「使わせていない」学校もあれば、先生の管理のもとで「使わせている」学校もあるなど、学校や自治体によって方針が異なります(※4)。子どもたちは教科としてテキストコミュニケーションを学ぶ機会が少ないため、「投稿やメッセージ交換」に関連したトラブルが発生しやすいことが推測されます。

学校にネットリテラシー講演を年300回以上提供
学校非公式サイト・ネットいじめ対策コンサルティングのスクールガーディアン事業部では、年間300回を超えるネットリテラシーの啓発講演を行っています。その中で教員から多い相談内容が「ネット上のコミュニケーション」です。
アディッシュプラスは、GIGAスクール構想の推進には、子どもたちにインターネットリテラシーであるテキストコミュニケーションについて学んでもらうことも重要だと考え、アディッシュと共同してテキストによるコミュニケーションに特化した新実践型プログラムの提供を開始します。

■「テキストコミュニケーション」プログラム概要
本プログラムは、チャット上でのコミュニケーションにおけるリテラシー・マナーに特化した、GIGAスクール端末上でのコミュニケーションを体験できる、生徒参加型のプログラムです。対面コミュニケーションとの違いや文字ならではの注意点など、GIGAスクール端末でのチャット会話や、子どもたちがプライベートで利用するSNS上で留意すべきコミュニケーションの方法を盛り込んでいます。

プログラム内容(例)

  • コミュニケーションとは?
  • コミュニケーションの種類
  • テキストコミュニケーションで相手に伝えられる範囲
  • 言葉が足りず誤解をうむテキストコミュニケーションの例
  • 誤解を与えないテキストコミュニケーションの例
  • テキストコミュニケーションでトラブルが起きたら
  • テキストコミュニケーションで大切なこと

■本プログラムで期待できること
子どもたちは、言葉が足りずに意図せず誤解を招いてしまうことや、冗談のつもりが相手はそう受け取らないなど、テキストコミュニケーションで起こりがちな問題を学習することができます。悪意がなくても言葉が足りずに相手が誤解する可能性のある表現などを把握することで、自分が何を伝えたいかではなく、相手がどう考えるか、感じるかを意識したテキストコミュニケーションのスキルを醸成し、情報化社会で自律して考えられる力を養います。

■今後の展開
アディッシュプラスおよびアディッシュでは、スクールガーディアン事業を通じて、2022年度中に本プログラムをGIGAスクール端末を導入している学校100校への提供を目指します。今後もGIGAスクール環境の学校現場に最適なサービスを開発・提供してまいります。

※1 文部科学省初等中等教育局情報教育・外国語教育課 | 令和2年度補正予算案への対応について | 2020年4月7日 https://www.mext.go.jp/content/20200408-mxt_jogai02-000003278_412.pdf

※2 文部科学省初等中等教育局情報教育・外国語教育課 |「 端末利活用状況等の実態調査」| 2021年8月 https://www.mext.go.jp/content/20210830-mxt_jogai01-000009827_10.pdf

※3 ※4 アディッシュプラス、アディッシュによる学校や関係者へのヒアリング

■スクールガーディアン事業概要
事業ミッション「子どもたちが健全にインターネットを活用できる環境を目指して」のもと、2007年より学校非公式サイト・ネットいじめ対策コンサルティングサービスとしてスクールガーディアンを発足。2015年からスマートフォンで第三者が匿名でいじめ連絡ができる「スクールサイン」(旧「Kids’ Sign」)を提供。これまで生徒・保護者・教員を対象としたネットリテラシー講座は約560回実施(2017年~2019年度実績)。2020年より新型コロナウイルス感染症対策に伴い、オンライン形式のネットリテラシー講座の提供を開始。
https://school-guardian.jp/

アディッシュプラス株式会社

設立 2012年6月29日
代表者 代表取締役 石川 琢磨
本社所在地 沖縄県那覇市久茂地1-7-1 琉球リース総合ビル9階

主な事業内容 24時間365日対応のソーシャルメディアに関するモニタリングおよびマーケティング、スクールガーディアン(学校非公式サイト・ネットいじめ対策コンサルティング)、MaaS・ソーシャルアプリ・Eコマース等のカスタマ―サポート代行(電話・メール・チャットなど)、WEBサービスの企画・構築・運用・保守を展開。

アディッシュ株式会社

設立 2014年10月1日
代表者 代表取締役 江戸 浩樹
本社所在地 東京都品川区西五反田1-21-8 ヒューリック五反田山手通ビル6階
主な事業内容 ミッション「つながりを常によろこびに」のもと、インターネットやソー シャルメディアなどの情報の領域で発生する課題を解決し、コミュニケーション社会が、健全で心地よい”居場所”となるような社会の実現を目指します。投稿モニタリング、ネットいじめ対策、ソーシャルアプリのカスタマーサポート、チャットボットの開発運営を展開
・カスタマーサクセスの設計・コンサルティング・運用
・カスタマーサポートの運用
・誹謗中傷・炎上対策、リスクモニタリング
・学校向けネットいじめ対策など

*記載されている会社名、製品・サービス名は各社の登録商標または商標です。
*本リリース情報は、2022年3月29日時点の情報です。